私の工場では部品を作る仕事以外にバイクの整備も請け負っています。整備と言っても様々あるんですが、エンジンオーバーホールもそのうちの一つです。なかでも頻度が高いのがホンダXR250の空冷単気筒。このエンジンを開けた時に、必ずチェックする項目の一つがカムチェーンテンショナーのスプリングフック。

スプリングと当たる部分の穴が開放してスプリングがかかっていません。以前(93年くらいまで)はテンショナーassyで交換していました。でも新品組んでもまたこうなるんじゃ意味無いですね。いつまた切れるか不安だし、工賃高いし。切れてないタイミングで作業したら気付かずそのまま再使用されてるケースも有るんだろうな。

 

私のところではお客さんに説明して、完全に切れてしまっているものはもちろん、減っているけど切れてはいないものも、パッチを当てて補強するようにしています。テンショナーボディのさしつかえないところにグラインダーを当てて削れ具合をみたり、プライヤーでひねって固さを確かめたところ、材質的にはSPCC相当で問題ないようなので肉厚をすこし厚めで作ります。

 

 

TIGで溶接します。これで他より先にここが壊れることはないでしょう。

まだまだ乗るつもりでオーバーホールするんですから、このポイントお見逃しなく。

 

 

 

 

この記事は事実を明らかにすることによって、ユーザーの得られるべき利益を損なわないことを目的としています。メーカーおよび製品が悪い印象をもたれることは私の本意ではありません。

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